「Transylvania」のハイテクシーンでスカウト

ゴールデンウィークが終わり、通常の業務につかれている方も多いと思います。 連休前の週、ルーマニアから取引先Onyx Beacon社CEO Bogdan Orosが来日し、東京を中心にお客様を訪問しました。 



訪問最終日にメンバーが集まり、宴の様子

Onxy Beacon社は、世界のビーコン市場の立ち上がりとともに100か国以上の国に自社開発したビーコンハードウェアやビーコンクラウドCMSをライセンス輸出しています。 今回、新しいビーコンを開発中でBluetooth MESH対応ビーコンや9軸方位対応ビーコン等、さらにサウジアラビアにある最大手銀行で全面的に採用される【下記にて次世代銀行向けビーコン活用の資料を公開】等、創業2年目にして社員も25名まで増員し、順調に成長しています。

Onyx Beacon社の本拠地、ルーマニアのクルジュ=ナポカ(「Transylvania」地方という)に欧州のベンチャーキャピタルが訪問したレポートが公開されましたので和訳します。

*オリジナルソースを和訳

http://bestthenews.com/article/scouting-transylvanian-tech-scene-wed-05042016-1010.html




「Transylvania」のハイテクシーンでスカウト



クルジュ=ナポカ*への旅

注記:クルジュ=ナポカ*は、ルーマニア北西部の都市。クルジュ県の県都で、ルーマニア国内の教育・文化・工業の中心のひとつ。トランシルヴァニア地方の中心部、ソメシュル・ミク川の渓谷に位置し、ブカレストから約480kmの位置にある。ブカレスト、ヤシに次ぎルーマニア第3の人口を誇る。

昨年12月にポルトガルへの訪問後、次はルーマニアの順番です。より正確にいうとクルジュ=ナポカです。米TechCrunchでは、「Silicon Valley of Transylvania」として表記された場所です。Paua Ventures社のチームは、スタートアップ企業や技術エコシステムを理解するのに2日間そこで過ごしました。

Spherik Accelerator社のJennifer Austinには、2つのイベントを我々に調整していただき、興味深い人々を紹介したもらい、改めて感謝したいとおもいます。彼女の援助無しには、この2日間の訪問で成し遂げることができなかったでしょう。

できるだけ多くの人と会えるために2つのイベントを主催しました。最初は、我々と会うことに興味ある人達全てを招待できるサイト「Meetup」を利用しました。ファウンダー、ローカルビジネスエンジェル、アクセラレーター、大学教授、ジャーナリストなど60人のゲストが集まりました。


2番目のイベントは、ファウンダーの夕食会で伝統的なルーマニアのレストランで開催しました(ルーマニアのゲストには特別なごちそうではないものの、我々にとってはあきらかにごちそうでした)

12,13社以上のスタートアップ企業のファウンダーを集めることがようやくできました。そして彼らや彼らの商品を知ることができました。多くの人は、その商品のプロトタイプを持参してきました。そこで我々は試すことができました。それらは、アプリ関連、音楽コントロールデバイス、ヘッドフォーンなどの商品です。



Wine NotesでPaulaオフ会

我々は、この街のスタートアップ企業と技術エコシステムにいい感触を持ちました。我々が学習し最初のレッスンは、アウトソーシングは王様です!そして開発者は、スーパースターのように扱われています。他のすべが二番目にくるのです。我々がスタートアップ企業、アクセラレーター、我々が話したアウトソーシング会社を観察すると、アウトソーシングから起業家精神までゆっくりと変化が起きているのです。

まだ、10年前は、クルージェ=ナポカとベルリンまたはロンドンを比べるのは時期尚早だったかもしれません。単純に可能な限り合計すると:才能ある技術者、しかし、ビジネスメンタリティが欠けていました。成功するために必要な物の全てが良い商品であるという一般的な信念です。




Hanul Dacilorでのファウンダー夕食会 –ゲストは、商品を1つずつ論評やテストする


アウトソース企業

クルージェの全ての業態は、ITアウトソースと2,3の大企業のために数千人の技術者が従事しています。我々は、クルジュで最大かつ最も立派なアウトソーシング企業のうちの2社と話をする機会がありました: Fortech と PITECH+PLUS です。従業員は両社とも1,000人ほどの技術者を抱えています。両社は、数百のインターナショナルプロジェクトに従事しています。そして、多くのスタートアップ企業がそのソフトウェアを構築しています。20社のインターネット関連会社も含まれます。

我々は、彼らのプロフェッショナリズムと彼らのプロジェクトで遂行能力、最新のIT技術の広い範囲に感銘を受けました。

我々は、当社の顧客であるポートフォリオ企業にこれらのクルージェの企業を活用してソフトウェア外注開発を積極的に推奨したいと思います。

しかし、アウトソーシング企業は、スタートアップのエコシステムを備えて大きなビジョンを持っています。彼らはハイテクベンチャーに興味があります。かれらのアプローチは2つの側面があります。既存のスタートアップ企業の株式公開のためにソフトウェアを開発することと彼ら自身のプロジェクトに投資するという側面です。

我々は、アウトソーシング企業からスピンオフして、存在するために来た2,3の興味深いスタートアップ企業を見てきました。手順はシンプルです:
■良いビジネスと商品アイデアを取り込む(数千のソフトウェア開発者からブレーンストーミングをして、クールな新しいアイデアを生成し、やる気の従業員を保持する)、
■その上で動作する10人の技術者を置く、
■新規事業を立ち上げるため外部から営業部員を招く、
■あなた自身がスタットアップ企業を立ち上げる。

このアプローチは下記のスタートアップ企業で機能しています。 Parking+Plus, Sonic+Plus, Responsibylは、全て PITECH+PLUSからのスピンオフした会社です。



Fortech ビルディングからの風景

スタートアップエコシステム

伝説によると、ソ連がルーマニアを「ITの国」にすることを決めたと言います。当時、全ての共産圏のためにIT開発の担当をする国にするということでした。ハイテクで才能ある技術者は、世界中の企業のためのソフトウェアを構築します。こうした技術者はクルジュ地方にどこにでもあります。欠けているのは、ビジネスとセールスメンタリティです。

全体システム:学校、大学、家族などでは、若い人に対して 安全で、快適な仕事を持つことを奨励しています。それは高い責任遂行能力、ハイリスクなスタートアップ企業で働くよりもです。または、よりリスクの高い自分自身で会社を立ち上げるよりもです。しかし、今ではルーマニアのスタートアップ企業では2,3の成功事例があります。それらを2つのカテゴリーに分けます:コンシューマー企業とハイテク企業です。

コンシューマースタートアップ企業

多くの消費者の話題をデジタル空間にもたらし、これらのスタートアップ企業は、安定した二桁台の率で成長しており、本当に早期収益性が高いとされています。理由は、自前活動(bootstrap)がより一般化しています。ビジネスモデルは、ルーマニア人の精神に適合しています(より広くに言うと東欧州人向けです)。例えば、オンライン購入のお客様の90%がお届け時に現金を支払うことを好みます。ルーマニア市場は、消費高を見ても突出している訳でもなくとても小さいのです。

西ヨーロッパの市場はすでにコンシューマースタートアップ企業で飽和しているので、西への拡張は不可能です。それゆえに、ルーマニアのスタートアップ企業は国際的に展開できる同じような国に目をつけます。国際的に拡張という意味では、ブルガリア、ギリシャ、ロシア、ウクライナ、トルコなどです。結論から言えば、ルーマニアのコンシューマートピックでは、ドイツ、フランス、英国または例えば米国とは異なるターゲットなのです。

ハイテク企業

第二のカテゴリーはハイテクスタートアップ企業で構成されます。おそらくこのカテゴリーで最も有名なのは、LiveRail です。この会社は、2014年にFacebook社にUS$ 400M-500Mで買収されました。これらのスタートアップ企業のファウンダーは、セールスやマーケティングなど考える前、複合的に開発し、美術品のように完成度がたかく、技術的にも素晴らしいのです。

彼らは彼らの概念を検証するために地元の市場にいくつかのテストをするために顧客を取得した後、ロンドンやアメリカ市場へ展開します。積極的に英語圏の国にターゲットを移します。通常、彼らはすべてを移動します。しかし、技術チームはルーマニアの残したままにします。我々はいくつかの非常に興味深いスタートアップ企業を訪問する機会を得ました。こちらがそのリストです:

Unloq — パスワード無しログイン — パスワードより優れたセキュリティを提供しながら、パスワードなしのログインを可能にする技術を開発しました。

Onyx Beacon — ビーコン技術  — ハードウェアとソフトウェアの両方を構築し、そのビーコンは、多くのユースケース(事例)、最も重要である資産追跡や消費者行動のマップ機能を実現するクラウドサービスを開発しました。

Mira Rehab — リハビリテーションソフトウェア — Miraは、リハビリテーションエクササイズをゲームに変えてしまいます。コンプライアンスを高め、治癒をスピードアップし、セラピストにデータを提供し、患者をより楽しく笑えるのための経験を提供します。

Pangea — データテクノロジー — Pangeaは、まだ接続されていない数十億人の人々にインターネットをもたらし、2Gネットワークを介してモバイルデータ転送を可能にします。

Zonga — 音楽ストリーミング — ルーマニアのNo.1音楽ストリーミングサービス

投資家とベンチャーキャピタリスト

クルジュでのベンチャーキャピタリストのエコシステムは、一般的にはルーマニアでは、ほとんど存在しません。資金調達や若い企業を指導する2,3のビジネスエンジェルはいます。彼らは、米国や英国のファンドから資金を得ることができるまで、ほとんどのスタートアップ企業が自前で活動します。しかし、物事はゆっくり正しい方向に変化しています。

すぐに最初の出口が来るように、成功したハイテク起業家の背景を持つかつての創業者は、ビジネス天使として戻ってきます。起業家の生態系を後押しするために、投資家や指導者を誘致するために組織化された多くのイベントがあります。

最大かつ最も重要なイベント、Techsylvaniaで開催され、3日間のイベント、プレゼンテーションをフューチャーし、ハッカソン、スタートアップ企業が参加し、ピッチセッション、および多くの地元の才能と話しや会う機会があります。




Spherik Acceleratorイベント

おそらく、クルージのエコシステムで最も積極的かつ経験豊富なプレイヤーはSpherik Acceleratorがあります。およそ2年前に設立され、それはプログラムでスタートアップのためのメンター、コーチング、および幅広いネットワークを提供しています。それらは、メンターと様々な国から事業のビジネスエンジェルだけでなく、多くの成功したルーマニアの創設者のネットワークを持っています。

SaaS、モバイル、およびハードウェア:現在のバッチは、11社のスタートアップ企業、全てのハイテクトピックに焦点を当てたが含まれています。

終わりに

クルージェには潜在能力がたくさんあります。大きな才能と深い技術にハイテクスタートアップ企業はどこにもあります。クルージェの必要な物は、
■メンターとビジネスエンジェルです。
■成功した創業者が、彼らの資金を再投資してエコシステム(生態系)を築くのです。
■大きなスタートアップを起点に働いたり、海外に住んでいる才能のある起業家が知識と異なるメンタリティを持ち、自国に帰ってくるのです。

起業家のこれらのロールモデルを新しい世代のスタートアップライフスタイルとそのすべての利点を啓蒙し、教えるべきです。スタートアップ企業で働いたり、あなた自身の会社を投資、設立したりすることは、金銭面だけでなく、功績の深いレベルでもとても価値のあることなのです。

これらはすべて、 Paua Venturesが、今回のルーマニア訪問から得た機会に注視し、深いハイテクトピックに確かに投資できるチャンスがあると感じています。ルーマニアでのハイテク起業家にご興味ある場合は、私までご連絡ください。






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Author:吉田秀利
はじめまして!友人から教えてもらったオープンソースを仕事にいかしています。Tips&Tricksをご紹介します。

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